【欠け佛録】 興福寺 国宝館(奈良)

国宝の阿修羅像で有名な興福寺 国宝館。

観光名所中の名所であるメジャーなスポットであるこの場所に、実は凄い欠け佛さまたちが・・・!

 

「銀造仏手」

奈良時代の作と伝えられる、貴重な銀造仏さま。

右腕、しかも指も欠損している痛ましいお姿。

しかし、こんな姿になってまで残ってくださった、究極の慈悲と愛に満ち溢れています。

元のお姿はどんなだったのか、想いを馳せてしまします。

 

「五部浄像」

八部衆のなかで、唯一ガラスケースに収められているお方。

下半身、両腕共に欠損。

お顔は阿修羅に並ぶ美少年ぶり、それゆえ痛ましさが強調されて。

後世に補填されたという右腕は、東京国立博物館蔵。

 

その他、一部を破損した仏さまはちらほらおられます。

 

幾多の兵火にあい、廃仏毀釈運動も激しかったという興福寺。

ここにおられる欠け仏さまたちは、その激しい歴史を物語っているのかもしれません。

 

アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約15分

拝観料:600円

拝観時間:9:00~17:00(入館は16:45まで)
年中無休